わたしの好きな東京 日本民藝館

　東京ひのき外語学院から約30分で訪れることができる、民藝の美術館です。
　宗教哲学者で美術評論家の柳宗悦によって提唱され、開館されました。日常生活で使われる品々や身の回りの道具の中に「美」を見出すという視点から、貴重な作品が展示されています。
　どっしりと重厚感のある二階建ての和風建築には、白壁や歴史を感じさせる梁や床があり、建物そのものにも深い風情があります。
　展示品は定期的に入れ替えられ、日本の陶器、染色、絵画、木工、彫刻のほか、アイヌの工芸品や朝鮮半島、台湾、中国、アメリカなどの作品も並びます。
　それらを眺めながら、日本文化とのつながりに思いを馳せる時間は、私にとって時空や地域を超えた豊かで深いひとときです。（平地）
　　　　
＊京王井の頭線の駒場東大前駅から徒歩6分