今から、20数年前に私が経験した留学先の思い出をひとつ。
初めての海外、日本があまり好きでなかった私には、カナダは夢の天地だった。多くのカルチャーショックがあった中で今でも忘れられない質問がある。
「もし、養子をもらうなら?」という質問、追い打ちをかけるように「黒人・白人・黄色人種」のなかで選ばなければならなかったら? というとてもショッキングな質問だった。その当時の私は無意識に「誰も選ばない。」と答えた。先生は「どうして?子供が嫌い?」と聞いてきたので、「いじめられるからかわいそう。」と正直に答えた。「そう、日本ではいじめられるのね? カナダで育てたら? カナダだったら大丈夫よ。どんな色でもね。」と言われ、かなり落ち込んだことを覚えている。
多民族国家のカナダでは、家族間でも髪の色も目の色も違う。同じことが逆に異質なことなのだ。文化の違いと一言で言ってしまえば簡単だが、とても恥ずかしい思いをしたのを今でも鮮明に覚えている。
私はこの質問を日本に帰国してからも友人にしてみたりした。答えは様々だったが、人種の違いを考えたことがほとんどない友人たちは、ずいぶん悩んで答えを出してくれていたように思う。
「みんな違って、みんないい。」(金子みすゞ作)この詩を本当に深い内容の詩だと感じるようになった。そんな社会が広がればいい。多様性のある日本へ、今が一番大切な転換期だと思う。(清水)
初めての海外、日本があまり好きでなかった私には、カナダは夢の天地だった。多くのカルチャーショックがあった中で今でも忘れられない質問がある。
「もし、養子をもらうなら?」という質問、追い打ちをかけるように「黒人・白人・黄色人種」のなかで選ばなければならなかったら? というとてもショッキングな質問だった。その当時の私は無意識に「誰も選ばない。」と答えた。先生は「どうして?子供が嫌い?」と聞いてきたので、「いじめられるからかわいそう。」と正直に答えた。「そう、日本ではいじめられるのね? カナダで育てたら? カナダだったら大丈夫よ。どんな色でもね。」と言われ、かなり落ち込んだことを覚えている。
多民族国家のカナダでは、家族間でも髪の色も目の色も違う。同じことが逆に異質なことなのだ。文化の違いと一言で言ってしまえば簡単だが、とても恥ずかしい思いをしたのを今でも鮮明に覚えている。
私はこの質問を日本に帰国してからも友人にしてみたりした。答えは様々だったが、人種の違いを考えたことがほとんどない友人たちは、ずいぶん悩んで答えを出してくれていたように思う。
「みんな違って、みんないい。」(金子みすゞ作)この詩を本当に深い内容の詩だと感じるようになった。そんな社会が広がればいい。多様性のある日本へ、今が一番大切な転換期だと思う。(清水)
by hinokigaigo
| 2021-08-04 10:30
| ひのきの講師

