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ドイツで暮らした思い出 〔海外での思い出:ドイツ〕

 1990年の7月から4年余り、夫の転勤でドイツのデュッセルドルフに暮しました。
 憧れのヨーロッパでしたが、同時に、日本で常識と思っていることが通用しないということにも直面しました。
 着いて間もない頃のことですが、新居は、何も家具が付いていなくて、一から揃えていかなくてはなりませんでした。日本だったら、配達時間帯を指定できるのに、こちらはそれができず、一日中じっと待っていなくてはなりません。その挙句に、やっと配達が来たと思ったら、「間違えてベッドの右サイドと右サイドを持ってきてしまった。」と持ち帰り、がっくりです。また1週間の待ちぼうけを食らい、狭いソファーで寝るはめとなりました。
 スーパーも日本とはだいぶ様子が違います。レジ係の女性は、立ってきちんとカゴに詰めてくれる日本とは違い、でーんと座ったままで、動くベルトの上に商品を乗せ、ざざーっと流していくだけです。それをこちらが慌てて袋詰めしていました。
 しかも当時、お店は早々と5時に閉店でした。レジのおばちゃまたちは55分前には自分のバッグをしっかり握りしめ、帰る気満々な様子、お客様のためというより、従業員のための閉店時間なんだなあと思いました。
 その後に飛び込んだ日本食料品店(デュッセルドルフは日本人が多いので、恵まれています)では、閉店時間を過ぎているのに「いらっしゃいませ」と深々とお辞儀され、面くらったような、ほっとしたような気がしてしまいました。
 改めて当たり前に思っていた日本のサービスの良さというものを感じました。
 ドイツ語学校にも通いましたが、そこで、お店で何かトラブったときは、「支配人を呼びなさい!」と言うようにと習いました。実際に家具店などで揉めた時には、早速このフレーズを使って文句を言ってみました。
 日本ではしなかったような自己主張(喧嘩?)も結構やって、いささか強くなったような気がします。(井澤)


by hinokigaigo | 2021-08-04 09:59 | ひのきの講師