「オランダはオランダ人によってつくられた」とよく言われます。その国土は果てしなく平らで、自転車にはもってこいの地形です。オランダは人口の数より自転車の数の方が多いと言われるくらい、移動手段として自転車が使われています。雨の日も雪の日も、どんなときも通勤ラッシュの自転車の数は変わりません。
一日の中でいろいろな天気があるオランダ。どうして雨の中でも自転車に乗るのかと聞くと、「人間の肌は天然のウォータープルーフで濡れないから」という答えが返ってきました。雨に濡れて嫌だという感覚がないようでした。
さらに驚いたのは、その使い方です。なんでも自転車に乗せて運ぶのですが、大きなかごを取りつけて赤ちゃんを運んだり、スーツケースの取っ手を自転車の後部に結びつけ引っ張りながら走ったり、こんな使い方があったかと感心してしまうほどでした。
今は日本で自転車通勤をしていますが、オランダ風に後部座席に大きなバックをとりつけて、いつでもたくさん買い物ができるようにしています。(安藤)